脊振山系は私たちが生きるうえで必要なものをたくさんもたらしてくれています。今までも、これからも、ずっと。

   

        



全長30〜50qの地下トンネルに直線加速器を設置し、
 電子と陽電子をほぼ光速度まで加速して衝突させることで
 ビッグバン(宇宙の始まり)直後の状態を再現する大規模研究施設。

◆建設候補地として 
  ・脊振地域(福岡県、佐賀県)
  ・北上地域(岩手県)
  ・ジュネーブ(スイス)
  ・ドゥブナ(ロシア)
  ・シカゴ(アメリカ)  の4か国5地域が挙がっている。
 日本外の候補地では反対運動や予算上の問題もあり計画が頓挫したため
 日本に建設を望む声が高まっている。
 7月に日本の候補地を1本化する予定だが、日本の正式参加表明はまだ政府決定されていない。


ILCがもたらす効果(ILCアジアー九州推進会議 パンフレットより)
◆世界最先端の科学技術拠点が形成
  ・世界中から数千人を超える研究者・技術者やその家族などが居住する
   国際学術都市が形成され、最先端の科学技術発信拠点となる。
  ・青少年の科学への好奇心を高め、次世代の科学者や技術者などが育成され、
   科学技術の振興、国際社会への貢献に寄与できる。

◆経済活性化への期待
  ・ILCの加速器は、新材料、超精密加工、超熱伝導技術などを駆使して整備される。
   この開発技術は、IT、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、医療、環境など
   様々な先端研究分野に応用が可能であり、適切な仕組みづくりを行うことで
   先端成長産業の創出や関連産業の集積が期待される。




[2013/08/12]日本学術会議の見解は「時期尚早」

日本学術会議の検討委員会は8月12日、誘致の判断は時期尚早で2,3年かけて 調査・検討すべきだとする見解をまとめた。 文科省は同会議の意見を踏まえて誘致の是非を判断する。

検討委は、ILCが巨額の経費を必要とする問題点を 指摘。震災復興やエネルギー問題などの国家的課題が 山積し財政がひっ迫する中で、国民的理解が十分に 得られていないとした。

詳しくはこちら(産経新聞)


[2013/08/21] ILC誘致「東北に」 国内研究者 脊振は活断層に懸念

宇宙の始まりを探るう次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の日本誘致を目指す研究者グループが、国内の建設候補地を北上山地(岩手、宮城県)に一本化したことが21日分かった。

 佐賀、福岡県境の脊振山地も候補地に挙がっていたが、活断層の影響が懸念されることなどから漏れた。政府は、幅広い分野の研究者で作る日本学術会議が9月にまとめる報告書を待って、誘致の是非と候補地について判断する。

 国内の誘致候補地に挙がっていたのは北上山地と脊振山地の2か所。研究者で組織する誘致団体「ILC戦略会議」が設けた「ILC立地評価会議」が、今年1月から両候補地を比較。地質や水、電力の供給体制に加え、研究者の住居や医療、教育など社会環境基盤を含む50項目について300時間以上かけて検証してきた。結果は23日に正式発表される。

 ILCは地下100メートルに建設されるため、安定した地盤が条件となる。関係者によると、脊振山地が候補地から外れた最大の理由は地下の活断層の存在だったという。一方東北では東日本大震災の復興を加速させる事業にILC建設を位置づけ、地元自治体を中心に誘致を訴えていた。
 戦略会議は、今後、政府に対しILC誘致を積極的に求めていく方針。ただし、約8300億円という巨額の建設費が必要な上、完成後も年間300億円以上の運営費がかかると試算される。誘致国はその半額の負担を求められることなどから、政府には誘致に慎重な声もある。
 日本学術会議では12日、「現時点で日本に誘致することは認められない」とする中間意見が出た。

(西日本新聞:8月22日朝刊)


もっと知りたい方は↓

ILC PROJECT 
ILCについて漫画などで解説
ILC戦略会議 日本への国際誘致の推進をしている団体
ILCアジア−九州推進会議 脊振誘致を推進している団体。ILCとは、脊振への誘致計画、資料、イベントなど。
「脊振ILCハイスクール」 高校生によるILC推進プロモ―ションビデオ
文科省/内閣府 
国際リニアコライダー計画について
大臣・総合科学技術会議有識者議員会合資料
CERN(欧州原子核機構) Wikipediaより。スイス・ジュネーブに作られているILCの先行施設。
福岡県の動き 知事が衆議院議員を訪問 @ A
佐賀県の動き リニアコライダーを推進するページ
産経新聞
特集「夢のリニアコライダー」
(1) ビッグバン直後を再現 31キロ巨大加速器期待膨らむ地元財界
(2)CERNに続く国際学研都市誕生 研究者年間1万人
(3)研究者「日本に建設してもらうしか…」負担は最低5000億円 商業・軍事転用の魅力も乏しく
(4)宇宙の誕生「1兆分の1秒後」を再現 ノーベル賞級の発見相次ぐ可能性
毎日新聞 憂楽帳:バラ色?の成長戦略



→ 私たちが不安に思っていること